「マックの紙袋がくれた小さな救い」

「日」

12月1日 月曜日

朝はいそいそとロールパンをかじりながら、

ウインナーと、ふわっと仕上がったスクランブルエッグの湯気に少しだけほっとしたりして。

こういう小さな朝の支度って、特別なことじゃないのに、

なんとなく一日の始まりを自分にやさしく渡してくれる気がする。

今日は洗濯槽の洗浄Dayで、機械がごうごうと働く横で、

私は月初のぎゅっと詰まった仕事に向き合っていた。

月初ってどうしてこうも“密”なんだろう。

やることをひとつ終えて、またひとつ。

その合間にふっと強い眠気が押し寄せて、

ああ、体調が今ちょうどそのターンに入ってるんだな…とぼんやり思う。

無理したくないけど、やらなきゃいけないことは待ってくれないから、

ゆっくり深呼吸して再開してみたり。

夜は相方が忘年会で、車で送っていった。

外の空気は思ったより冷たくて、季節の端っこを指で触ったみたいな気分になる。

迎えに行った帰り道、もう作る気力が残っていなくて、素直にマックに寄ることにした。

こういう日は、あたたかい紙袋を抱えて帰るだけで、何か十分に頑張ったような気持ちになれる。

気づけば、一日じゅう忙しさと眠さがまとわりついていて、

なんとなくふわふわしたまま過ぎていった。

でも、そんな日も悪くないのかもしれない。

流れに身を任せるだけで精一杯な日も、ちゃんと自分の一部として積み重なっていくんだなあ…

なんて、帰り道の信号待ちでふと思ったりして。

GP子より

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